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調査事例のご紹介

2019.02.20

奥様からご主人の浮気の相談を受け、調査期間1ヶ月の裁判資料調査をお引き受けし、調査開始1日目にして早速動きがありました。

仕事と言って家を出られたご主人が浮気相手である女性の自宅アパートを訪れている状況を確認したのです。

 

途中経過報告で依頼者である奥さんに連絡をしたところ、かなりのショックを受けていらっしゃいましたが、ラブホテルを利用しているわけではないので、足しげく女性の自宅を訪れている事実証拠を集めていく事になりました。

その後、連日ご主人の動向を確認していくと週に2、3回、その浮気相手である女性宅を訪れている事実がわかりました。

時には仕事、時には飲みに出ると嘘をつき、昼夜問わず浮気相手の自宅を訪れていたのです。

 

依頼者はご主人と一緒にいることに耐え切れず、お子さんと一緒に自宅を出て別居をするかたちをとりました。

 

別居後にご主人は、奥さんに対し「早く戻ってきてくれ」と連絡をしていたようですが、別居後から反省するどころか、浮気相手との接触頻度は上がり、ひどい時には宿泊も含め、3日連続で女性宅を訪れていました。

 

心が痛みますが、その事実を報告する事が探偵の責任なので、常に状況を依頼者に報告していました。

 

もちろん奥さんがその事実を知っているとはご主人は知る由もなく…

引き続き調査を進めていくと、驚愕の真実を知ることになりました。

このご主人にはもう一人、別の浮気相手がいたのです。

 

最初に判明した浮気相手の女性と比べると二人目の浮気相手女性の自宅を訪れる頻度は少なかったのですが、2週間に1度ほどの頻度でこの二人目の女性宅を訪れている事実がわかり、この事実を依頼者に報告すると感情を抑えられない様子でした。

 

「一人でも許せないのにまさか二人もいたなんて…」

 

 

調査後

調査を終え、依頼者に報告書を渡し、弁護士事務所に相談に行くことになりました。

 

弊社に相談に来られた時は、離婚をするかどうかは調査結果次第で考えるとの事でしたが、調査結果を踏まえ離婚に向けて弁護士も交えながら話し合いを進めていく事になりました。

 

ご主人側も弁護士に委任し、双方が代理人を立て調停で話し合いを進めていきましたが、ご主人には離婚をする意思がなく、浮気相手との関係を清算し、また元の家族に戻りたいと謝罪をしてきたのです。

 

依頼者である奥さんは離婚をする意思を固められていましたが、最終的には、ご主人が反省している点とお子さんの離婚をしてほくないとの意見を尊重し、離婚を踏みとどまられました。

お互いに弁護士まで立て調停での話し合いまで進みましたが、依頼者は別居先から自宅に戻り、現在ご主人も夫婦関係の修復に努められているそうです。

浮気の証拠の時効は、浮気相手を知ってから3年になります。

その3年間は慰謝料を請求する権利があり、ご主人も浮気相手も慰謝料を支払う義務が生じます。

 

依頼者は報告書はしっかりと保管しておくとの事でしたが、今のところ、ご主人にも二人の浮気相手にも慰謝料を請求されていません。

 

浮気相手と関係を清算したご主人が、今後この浮気相手と接触するようなことがあれば慰謝料を請求する事を考えていらっしゃるようですが、一度戻られると選択をした限り、ご主人を信じてみるとの事でした。

 

浮気相手の女性には自らの気持ちを書いた手紙を送ったそうです。

その手紙を見られた浮気相手だった女性も自分が犯した罪に向き合い反省してくれることを願うばかりです。

 

ご依頼をされるほとんどの依頼者が離婚の道を選択されますが、離婚をしない選択肢もあります。

一度できてしまった夫婦の溝を埋める事は簡単な事ではありませんが、戻ると選択をされた以上、ご主人を信じるしかありません。

 

常に疑いの目でご主人をみてしまうかもしれませんが、疑い続けてしまうと心身ともに疲れ果ててしまいます。

難しいかもしれませんが出来る限りご主人を信じてあげてくださいとお願いしました。

 

深い愛は、裏切られる事で深い憎しみに変わります。

その憎しみに変わった感情をまた元の愛に戻す事は、ご主人が言葉だけではなく、行動でしめしていくしかありません。

 

一度なくした信頼を取り戻すことは並大抵な事ではありませんが、ご主人には常に償いの気持ちを持ちながら奥さん、お子さんと向き合い、失わせてしまった信頼を取り戻してほしいものです。

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